屋外会場の3万人を把握するシステム。
提供サービス
〈 IoTコンサルティング 〉〈 Tibbo-Pi[p3]利用 〉〈 ハードウェア開発 〉〈 ソフトウェア開発 〉
IoTの導入目的
「第23回世界スカウトジャンボリー」において、「入退場管理システム」による参加者の安全確保とイベントの運営効率化。
コンセプト
・屋外会場でのイベントスタッフや参加者の現在地情報のリアルタイム把握。
・各イベントエリアの入場者数などのリアルタイム把握。
・現地での様々な統計情報の確認やレポート作成。
開発の特徴
- 全天候稼働
- 24時間4週間連続独立稼働
- ICカード情報読み取り機能
- 情報蓄積機能
- 情報アップロード機能(3G回線通信)
- 情報アップロード周期変更機能
- 遠隔電源ON/OFF機能
- 自己診断機能
具体的なIoT機器の活用部分
・全天候型「3G_RFIDリーダー」をオリジナルで開発、製造。235台の配置。
・スタッフ、参加者に「非接触型ICカード」を配付し、各エリアのゲートや食事テントなどで「3G_RFIDリーダー」で情報取得。
・食事テントでは、体質や宗教上の理由から食べられない食材などをイベントの参加申し込みの時に登録しておくと、ICカードの情報と連動して配膳スタッフに対し注意喚起。
・本部における各イベント会場のリアルタイムの入場者数や、様々な統計情報、レポートの作成。
・管理システムはWEBシステムのため、タブレットやスマートフォンなどでどこからでも情報を確認できる。
・最大2.5㎞ある広大な野外会場で各所で長時間の独立可動を実現するためには高レベルの低消費電力化が必要だったため、ワンチップマイコンをベースに独自プロトコルスタック開発(TCP)など全てゼロからの設計・開発。
IoTを活用したことで得られた、メリット
・激しい混雑が予想された参加者のチェックインのスムーズな運営。
・イベント終了後の、海外から参加された方の搭乗確認としても空港で活用。
導入時期
2015年7月
導入場所
山口県山口市